日本は海外に比べると治安が良いですが、それでも空き巣や泥棒、強盗などを目的としている犯罪者はどの地域にもいるものです。
防犯対策には戸締りをしっかりする、旅行や出張中に留守だと悟られないようにするなど色々ありますが、窓についての防犯はどうでしょうか。
なぜ窓の防犯が必要なのか、窓の防犯におすすめとなる防犯ガラスの特徴や効果などを解説します。
窓の防犯が必要な理由
なぜ、窓の防犯が必要なのでしょうか。
それはずばり、犯罪者が家に侵入しようとする入り口として選ぶ確率が最も高いのが「窓」だからです。
玄関のカギをこじ開けて侵入する方法もありますが、それよりもはるかに被害件数が多いのが窓ガラスを割っての侵入なのです。
空き巣や泥棒はハンマーやカッター、ライターやドライバーなどの道具を使って窓ガラスを割り、中のカギを手で直接開けて屋内へと侵入します。
このような空き巣をはじめとするさまざまな被害から身を守るための一つの手段として有効かつおすすめなのが、防犯ガラスです。
防犯ガラスの特徴
防犯ガラスの特徴としてまず第一に挙げられるものが、衝撃に強い樹脂を使って強度を高めているということです。
防犯ガラスは合わせガラスという構造で、2枚のガラスを重ねた間に透過性の高い樹脂膜を挟みこんであります。
この金属膜はガラスによく粘着する性質を持っています。
そのため、もしガラスが割れてしまった場合でも破片が膜から離れず穴が開くことを防止できるのです。
防犯ガラスの効果
防犯ガラスは間に挟んである樹脂膜の効果により、ガラスを打ち破り鍵を開けられる程の大きさの穴を開けるためにかなりの時間を要します。
ガラスを割って解錠するまでの時間が5分以上かかる場合、人に気付かれる恐れがあるため犯罪者は侵入を諦めることが多いのです。
そのため、防犯対策を行っていない普通の窓に比べると、防犯ガラスを使った窓の防犯効果は高いと言えます。
さらに窓ガラスには防犯対策がなされているというステッカーが貼られているので、これが貼ってあるだけで、空き巣の侵入を心理的な面から防止することも可能です。
防犯ガラスに交換する注意点
防犯ガラスは一般的なガラスと比べた場合には、値段が高くなる傾向が高いです。
マイホームを新築する時や、リフォームを検討する場合には、防犯ガラスの取り付けを控える人もいるかもしれませんが、多くの空き巣被害が窓からの侵入により発生していることから、防災意識を高めるためにも、防犯ガラスを取り付けることには大きな意味があるといえます。